「カウンターエンパイア」 | 宮本浩樹のブログ ― アーカイブ ―

「カウンターエンパイア」

>〈帝国〉が立ち現れることは奇妙な事だとは思わない。
それが必然だとしても、それに抵抗するのも必然でしょう。
「世界政府」「止揚された国連による世界統治」どれも御免蒙りたいものです。
“世界共産主義革命か、帝国か。”
これがレーニンの著作に言外に述べられていた選択肢だとしても、

我々が今日、形成すべき抵抗形態は、「カウンターエンパイア」にならざるを得ないでしょう。

>アメリカのリーダーシップは、ときにそれが現す帝国主義的傾向によって徹底的に弱められている。

のだとしても、
>合衆国は早晩、帝国主義的である事をやめ、〈帝国〉のなかに自己を再認識せざるをえなくなるだろう。

これは間違いないところでしょう。

>世界の現下の帝国的構成体に対置して国民国家を再現させようとするどのような試みも「欺瞞的で有害な」イデオロギーを表す事になるだろう。
>国民国家をどうして欺瞞的で有害なイデオロギー以上のものでないと考えうるのか私には理解できない。
国民国家の存在、その主権を前提としたファンタジーの複合的構成体「国連」に、なんらかの役割を負わせようという考えも馬鹿げたものとしか思えません。


下記の啓示板でも言いたい放題言ってます、参照してみてください。
http://f49.aaa.livedoor.jp/~think/cgi-bin/bbs.cgi