「自己のテクノロジー」M・フーコー他 | 宮本浩樹のブログ ― アーカイブ ―

「自己のテクノロジー」M・フーコー他

「自己のテクノロジー」フーコー
“1)生産のテクノロジーがあって、そのおかげでわれわれは物を生産したり、変形したり、あるいは取り扱ったりすることができる。

2)記号体系のテクノロジーがあって、そのおかげでわれわれは記号や意味や象徴や意味作用を使う事ができる。

3)権力のテクノロジーがあって、それは個々の人間の行為を規定して、彼らをある目的もしくは支配に、つまり主体の客体化に従わせる。

4)自己のテクノロジーがあって、そのおかげで個々の人間は自分自身の手段を用いたり他人の助けを借りたりする事によって、自分自身の身体および魂、思考、行為、存在方法に働きかける事ができるのであり、そのねらいは、幸福とか純潔とか知恵とか完全無欠とか不死とかのなんらかの状態に達するために自分自身を変える事である。

これら四つの型のテクノロジーはそれぞれがある種の型の支配に結びつくけれども、個別に機能する事はめったにない。・・・それぞれの型は・・ある様式に置ける個人の訓練並びに変容を含んでいる。”

5)革命のテクノロジーがあって、それは・・・・そのおかげでわれわれは、今あるこの社会を変える事ができる。 (宮本浩樹)

・・・できる。はずです。